より大人っぽく小粋に(+個人的な…云々)@宝塚花組博多座公演『Santé!!』 ~最高級ワインをあなたに~
予告通りショーの感想にうつりまーす!
ナギナリコです。芝居の感想はこちら。
ファムファタル明日海りおの魅力とAパターンへの思いを綴る@宝塚花組博多座公演『あかねさす紫の花』 - 『エンタメ ジャーニー』ナギ ナリコがエンタメScrap!
レビュー・ファンタスティーク
『Santé!!』
~最高級ワインをあなたに~
作・演出/藤井 大介
『Santé!!』とは、フランス語で「乾杯!!」の意。世界各国で愛されるワイン。まるでワインを楽しむように、個性豊かで美しく華やかな宝塚の舞台に酔いしれて欲しい…。優雅で、気品溢れるワインのイメージは、まるで宝塚歌劇そのもの。様々な夢や愛、ロマンが詰まった街パリを舞台に“ワインを飲んで見る数々の夢”をテーマにお届けする作品です。明日海りおの新たな魅力に迫り、2017年に宝塚大劇場・東京宝塚劇場で好評を博した芳醇な香りと大人の雰囲気を放つレビュー。
花組公演 『あかねさす紫の花』『Santé!!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
ちなみにまず、この公演客席降りがありまして、それに動揺して即やたら書き殴った記事はこちらです…苦笑
そしてそもそもわたしが如何にちなつさん(鳳月杏)に対してうんぬんかんぬん思っているかはこちらです…
うん、なんかTwitterでもつぶやいた気がしますが、色々変更があったのですが、うん、ちなつさんについてしか記憶がないな?って感じなんですが、やっと情緒が安定してきたので苦笑、ショーについて感想などをば。
まず変更点:
①五大シャトーの美人さん達が変わっておりまして、柚香光、瀬戸かずや、鳳月杏、優波慧、亜蘭冬馬でした。続投の方も鬘が変わっていた気がする…!(ちなつさんはブルネットっぽいカールヘア)
②ワインをみりおちゃん(明日海りお)に次々娘役さんが注ぐ場面は基本続投、でも人数はひとりになる方も
③そもそも専科の美穂圭子さん、マギーさん(星条海斗)のマダムとムッシュウが鞠花ゆめさんと天真みちるさんに
④天使(アンジュ)ちゃんたちも音くりちゃん(音くり寿)華優希ちゃん以外は変更(どなただか失念したので後で書き足しますね)
⑤舞踏会へエスコートの場面(退団者夕霧らいさんと梅咲衣舞さんを先頭に)が九州出身の花組ジェンヌたちのレビューにいざなう的な場面に(これも誰だか全員確認したら追記しますね)
⑥中詰めの曲が変更(シャンソン「五月のパリが好き」)
みりおちゃんの衣装も変更、裾にフリルが沢山付いた腕やデコルテが出る白いドレス
⑦マイティ(水美舞斗)とあきらさんのデュエダンの女役が帆純まひろくんにチェンジ
⑧美穂圭子さん、星条海斗さんの「エディト・ピアフ」物語が桜咲彩花さんと鳳月杏さんに
⑨トップコンビのデュエットダンスが小粋な感じに、衣装も変更(ゆきちゃん、仙名彩世さんがオレンジドレス)
⑩エトワールトリオに春妃うららちゃんイン、鞠花ゆめさん、天真みちるさんもセンター階段下り
(以上、順不同、大きめなところを中心に)
パンフレット買ってないので曖昧な記憶の部分は失礼します~~
キキちゃん(芹香斗亜)組替え、専科生不在に伴い、柚香光ちゃん、瀬戸かずやさん、鳳月杏さんの担当場面が変更され、また博多座公演なので九州出身ジェンヌさんたちのピックアップ場面が目立つ印象でした!
全体的には「より小粋に」、オシャレな印象に!
中詰めのみりおちゃんの肩腕出しドレス(しかしめっちゃ細いのに筋肉ついている)も本公演より個人的に好みでしたし、トップコンビのラストのデュエダンもシャンソン?かな、「大人の小粋なデュエダン」って感じで良かったですね~!なんだかんだでベテラン演出家ダイスケショー(藤井大介先生)、はずさないですね!
定番場面(破壊と再生すきだね…女装もすきだね…)や、題材としてよくあるあるはありますけれど、総じて地方公演ならではの改変で楽しみました!
あっ、そもそもの説明ですが、全国ツアーや地方公演って、本公演の芝居やショーをアレンジすることが多いんですよ。人数が減る分、役付きが上がる子も多くて、全ツや地方公演、小公演はそこが魅力です~
あ、べーちゃん(桜咲彩花)のピアフにはちょっと驚いた…!お芝居心ある娘役さんで、お顔もキュートだし彼女のちょっとハスキーで落ち着いた声が好きなんですよね~お歌はちょっと苦手なのかなあ、と思ってたんですが、美穂さんと比べるのはあれですけど、芝居心で魅せてました!
ピックアップで良い意味で気になったのは亜蓮冬馬くん!!
五大シャトーの美女、かわゆいし綺麗!歌も歌えるし、お芝居だって出来るし、押し出しよく、体格も存在感もスケールおおっきいのが魅力!前から気になってたけど、やっぱ気になる下級生スターさん!そろそ~ろ新公こないかな~?「コンサバ」の新人公演のジャーのお芝居も良かったし…!
ちなみに悪いというかビッミョーな雰囲気で気になったのはちなつさん…
星条海斗さんが担当されたピアフの恋人役等、これまでの花組の「別格」スター的な扱いで、きちんと遇されているのがわかる(ソロ歌も増えてた?!)んですが、例えば今回のショーでの「番手」は完全に「別格」あるいは「四番手」というのは、どうなんで~しょ~ね~??いやわかるんですよ、「学年順」が重んじられ、「新公主演」「小公演主演」が男役スターのひとつの指標。でも…今回鳳月杏さんは芝居「あかねさす紫の花」で「中大兄皇子」という「大役」なんですよ。フツー観客は、中大兄と大海人両方主役、ダブル主演っぽいな、って見てて思いますよ。(お近くのヅカファンの方が幕間にちなつさんこれから役付き上がるね、ってお話ししてくれて、なんだかわたしも嬉しくなっちゃって、想定外に、ってのもある…)
それに比べて、ショーの扱いの鉄壁のガードというか、コンサバぶり!お芝居でこんなに大抜擢を受けたのだから、それに準じて、というのは望み過ぎなのかな~?Aパターンでお芝居観たら、ぎもんに思わないですか?中大兄やったスターさんがこの扱いって。
うんまあ、劇団さん側は慣例にのっとって作ってて、こうね、すべてね、前例に準じててやっている、んですよね?うん、わかるよ。でも一ファンとしては、ちょっとどうなの~!と、観ながらもなんとなくモヤモヤしてしまったのでした。うん、最後に本当スミマセン。
全体的にはショーはとっても気に入ってて、博多座って劇場含め、とっても楽しかった遠征でした!ごはんもおやつもおいしかったし!空港ちかいし!
博多座遠征またしたいな!(次はおそらく再来年)
ということで!
以上、博多座公演レビューをお届けしました~~
あ、VISAのサイトでもみりおちゃんの博多座公演についてのインタビューがアップされてました!
宝塚歌劇団・花組 明日海りおコーナー | 三井住友VISAカード