ENTREVUE BLOG

「ナギ」ですが時にはあらぶり「エンタメ」「すきなこと」について書く。演劇・宝塚・映画・本、アート・旅行等娯楽、趣味の話とたまにの真面目コラム。

宝塚

全体的にハイレベル。ただ…@宝塚花組新人公演『金色の砂漠』

宝塚専用チャンネルスカイステージにて、 昨年2017年年初に行われた「金色の砂漠」の新人公演が放送されましたのでレビューしたいと思います。 新人公演というのは、西→東での公演中にそれぞれ一公演だけ、すべて研究科7年以下の生徒たちによって行われ…

宝塚のあの名作をこの組で見たい!リスト。

今日は常日頃妄想している、宝塚のあの組で、あのトップコンビだったらこの作品が観たいわ…っていうのをお送りします! では早速どうぞ!! 花組 明日海りお 仙名彩世 kageki.hankyu.co.jp 「1789」 この組が一番難しかった…みりおちゃんの任期はかなり長期…

宝塚月組『カンパニー/BADDY』の興奮が冷めやらないので、とにかく書き殴ります…!!

今日は(公開日前日)は阪急交通社貸切で 月組公演 『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ を観てきました!! 二回目…

花乃まりあ有終の美、明日海りおの代表作が誕生@宝塚花組『雪華抄/金色(こんじき)の砂漠』

今回は昨年2017年度の東京宝塚劇場のお正月公演、花組トップ娘役花乃まりあさんの卒業公演でもあった二作をご紹介します。「雪華抄」は読売演劇賞優秀賞受賞、菊田一夫演劇賞受賞の演出家、原田諒さんのショー作家デビュー作、「金色の砂漠」おそらく今宝塚…

幻の新公主演、宇月颯の魅力を語る@宝塚月組新人公演『ジプシー男爵 -Der Zigeuner Baron-』-ヨハン・シュトラウスII世 喜歌劇「ジプシー男爵」より-』

こんにちは。 月組男役スター 宇月颯さん kageki.hankyu.co.jp 現在東京宝塚劇場げ公演中の 月組公演 『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』 | 宝…

紅ゆずる、星組トップスターとしての試練の二作@宝塚星組『ベルリン、わが愛/Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』

先日、菊田一夫演劇賞の選考結果が発表され、2017年に上演された『ベルリン、わが愛』の作・演出の原田諒さんが菊田一夫演劇賞を受賞されました。今回は昨年の公演になりますが、タイムリーなこの公演をレビューしたいと思います。ナギナリコです。 ミュ…

宝塚座付演出家原田諒が第43回菊田一夫演劇賞受賞!受賞作品やその他演劇賞について考える。

本日、第43回菊田一夫演劇賞の授賞作品が発表されました! 菊田一夫演劇賞 −映画演劇文化協会 菊田一夫演劇賞 - Wikipedia 菊田一夫演劇賞は、演劇界では大変有名な賞でありまして、これまでの43回のなかで数々の素晴らしい演劇作品や劇作家・演出家、名…

宝塚演出あるある事典

今回は宝塚の演出であるある、場面であるあるな事柄を自分なりにまとめてみたいと思います。今後何かあれば、随時追加、整理、別記事更新予定。 語源がある言葉については、ネットやわたしが持っている書籍なども参考に書きました!例として挙げている公演名…

鬼リピートの映像@タカラヅカ

生観劇でこのお芝居良かった!ショー良かった!この演出好き!!この役良かった!っての、これまでいくらでもあるんですが、宝塚の場合、映像で観て「こっ、こっれっっっめっちゃすき!!!!!」っていうのがたくさんあります。 収録ならではの細かい表情だ…

【祝初日レポ】宝塚月組『カンパニー/BADDY』開幕!@東京宝塚劇場

こんばんは!大興奮のナギナリコです! 幸運なことに宝塚月組の『カンパニー━努力、情熱、そして仲間たち━/BADDY━悪党は月からやって来る━』の東京宝塚劇場初日を観劇してきました! カンパニーは伊吹有喜の小説を原作とし、作・演出石田昌也、BADDYは上田…

礼真琴、力強さを見せつける!佳作@宝塚星組『阿弖流為 –ATERUI–』

こんにちは。2017年の宝塚が打ち出した作品の中でもなかなかチケットが取れなかった話題作、礼真琴さん主演の阿弖流為、DVDを購入しました。チケットが取れなくて、でも好評は聞いていて、どんな作品かな、と思っていたんですが、好きな娘役である有…

カエル顔の娘役ってかわいい♥って話。

今日はなんだかもう夜にすっごくどうでもいい話題ですみません… カエル顔の娘役ってかわいい!かわいくない?かわいいでしょ?って話です。・目がつぶらで少し離れている。・口が大きめでにこっと微笑んだ時がカワイイ がわたしが思うカエル顔かな~~。 ち…

ちぎみゆが小粋に別れの挨拶、充実の雪組を実感@宝塚雪組『幕末太陽傳/Dramatic S!!』

今日はもうだいぶ前の公演になりますが、宝塚の伝説のコンビ、早霧せいな、咲妃みゆの退団公演にもなった二作をご紹介します。こんにちは、ナギナリコです。わたしにとって宝塚初観劇作品の主演だった思い出深い二人の公演です。 かんぽ生命 ドリームシアタ…

超個人的な最近気になるタカラジェンヌ備忘録。(暫定版)

もうただの個人的なメモみたいなものですが、超個人的に今気になってる・舞台でよく目がいくジェンヌさんを羅列します。(名前間違ってませんよう・順番おおざっぱです・随時増えたりするかも) 画像公式からリンクしたかったんですが、ちょっと人数が多すぎ…

宝塚各組トップ娘役は娘役みんなのお手本に!トップ娘役就任時期について考える。

Twitterを見ていたら、この間の宝塚スカイステージ(CSの宝塚専用チャンネル)、乙女ステイションSecond seasonという番組で、野々花ひまりちゃんがタカスペ(年末のタカラヅカスペシャル)でゆきちゃんこと仙名彩世さんに色々アドバイス貰ったというエピソード…

宝塚歌劇団は「真善美」を体現する世界で唯一無二の劇団である。

宝塚。タカラヅカがすきです。 ちまたでは宝塚ファンのことを「ヅカオタ」と言います。まあ「ジャニオタ」「声優オタ」みたいなもんです。あんまり良いイメージではないですが。わたしは「オタク」である、って素晴らしいことだと思いますけどね。こんにちは…

小池修一郎の座付き作家の妙、極まれり。誰でも楽しめる王道エンタメ!@宝塚月組『All for One』

今日は少し前の公演ですが、珠城りょう、愛希れいかコンビの月組の代表作のひとつどあろう、宝塚発・オリジナルミュージカルの傑作、『All for One』のレビューをお届けします。ナギナリコです、こんにちは。 三井住友VISAカード シアター浪漫活劇(アクショ…

宝塚初心者がおちいる、宝塚のなぜ?何?に答えます①(ご質問もこっそり募集中)

こんにちは、宝塚ファンになってまだひよっこのナギナリコです。 宝塚はいわゆる「古参」ファン、という方々がごろごろいます。10年見てやっと「普通のファン」みたいな。 劇場でお話しする方々の中には、娘時代の50年以上前に初めて観たのよ、という方もい…

朝夏まなとの正統性、静謐な美しき魂たちへの挽歌@宝塚宙組『神々の土地〜ロマノフたちの黄昏~/クラシカル ビジュー』

現在の宝塚において最も注目される演出家、上田久美子さんがまたひとつ、傑作を生み出しました。宙組7代目トップスター、朝夏まなとさんのご卒業公演でもあったこの公演をレビューしたいと思います。 ミュージカル・プレイ『神々の土地』 ~ロマノフたちの黄…

ホリプロ『ラブ・ネバー・ダイ』2019年再演決定!来年は日比谷にファントムとクリスティーヌが溢れるよ!

こんにちは、今日は演劇・ミュージカルファンとしては嬉しいお知らせを速報でお届けします!ナギナリコです。 ホリプロ、ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』が再演決定!!@日生劇場 hpot.jp ラブ・ネバー・ダイはかの『オペラ座の怪人』の後日譚として、…

若き新トップスターに最適な名作ミュージカルとショー@宝塚月組『グランドホテル/カルーセル輪舞曲(ロンド)』

今日はもう過去の公演になりますが、わたしが宝塚で大好きな作品のひとつ、『グランドホテル/カルーセル輪舞曲』を当時のことを思い出しながら、レビューしたいと思います。わたしがはじめて大劇場まで遠征した際に観た、思い出深い作品です。こんにちは、ナ…

エドガーはいた。明日海りおである@花組『ポーの一族』

萩尾望都さんの傑作少女漫画を宝塚で初めて舞台化、ということで大変話題の公演でした。宝塚でしか出来ない演目ですね。宝塚を見ると「美は尊い…!」って気分によくなります、ナギナリコです。こんにちは。 ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』原作/萩尾 …

突然ですがわたしの好きな宝塚スターさんをブログで語り倒します。その②~珠城りょうさん~

わたしが好きなスターさんを語り倒すシリーズ、第二段?です。 第一弾は七海ひろきさんを語り倒しました。 nagi-narico.hatenablog.com 今回は現月組トップスター、珠城りょうさんを取り上げます。 kageki.hankyu.co.jp 珠城さんは2016年、研9という異例の…

十碧れいやさん、白鳥ゆりやさん、ありがとう。そして望海風斗さん、真彩希帆さん、おめでとう!

本日は星組集合日でした。 kageki.hankyu.co.jp 宝塚ファン以外の方々には馴染みのない、この「集合日」とは、次の演目のお稽古のための役者、スタッフの顔合わせの日で、配役の発表やこの公演で宝塚を退団する生徒のご挨拶があったりします。 宝塚ファンに…

突然ですがわたしの好きな宝塚スターさんをブログで語り倒します。その①~七海ひろきさん~

こんにちは、ナギナリコです。わたしには現在宝塚で好きなスターさんとしてあげている方が何人かおります。 では… 今回はそのスターさんについて語り倒したいな~と! ということで第一弾・七海ひろきさん。 kageki.hankyu.co.jp 現在星組三番手格男役スター…

拝啓未来のタカラジェンヌ様。宝塚104期生の芸名が決定!と宝塚の芸名について考える。

3月1日宝塚第104期生の卒業とともに芸名の発表がありました! 追記:読み方とお顔がわかりました! 最初のリンクは切れていましたので、削除しています。 今はこちら↓ 初舞台特集 | 星組公演 『ANOTHER WORLD』『Killer Rouge(キラー ルージュ)』 | …

原田諒の手堅い芝居作り@宝塚星組赤坂アクトシアター公演『ドクトル・ジバゴ』

宝塚ファンの中では割と賛否両論を舞い起す、新進の演出家、原田諒先生作の「ドクトル・ジバゴ」を観てきました主演の轟悠をはじめ、手堅い客キャストで見応えがありました。こんにちは、ナギナリコです。いつものようにあらすじ紹介からまいります。 ミュー…

紅ゆずるの代表作はスカピンよりうたかたの恋だった!@星組中日劇場公演『うたかたの恋』/『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』

名古屋中日劇場まで宝塚遠征して来ました! わたしは心の中では今は星組ひいきなのですが、遠征は見送ることも多いです。でも…いやー、名古屋って近いですね!日帰りが余裕。美味しいご飯も食べ楽しい遠征でした。皆さんこんにちは、ナギナリコです。 ではい…

演劇におけるブラックフェイス問題と「Cultural appropriation」について。

2017年の大晦日のバラエティ番組をきっかけにSNS上で盛り上がったこの標記の問題。 演劇界の動向が気になった方も多いのではないでしょうか。 わたしにとって大問題なのは演劇の中でも、特に「宝塚歌劇」についてです。 宝塚にはいわゆる「黒塗り化粧」と…

沙央くらまさん、夢乃花舞さん、ご卒業おめでとうございます。

沙央くらまさんと夢乃花舞さんが2018/2/11雪組千秋楽をもって宝塚をご卒業されます。 …コマさん(沙央さんの愛称)は芝居の人でしたね。歌もとてもお上手ですが、やはり芝居が手堅い方。ともするれば若い女の子たちの学芸会になってしまう宝塚のお芝居を、き…