「何かを学ぶのに、始めるのに遅いなんてない」って本当?~88歳女性博士号取得のニュースを見て~
こんにちは。先日あるニュースが話題になりました。今日はそのニュースを取り上げて、ちょっと語ってみたいと思います。
国内で88歳の女性が博士号を取得されたというニュース、大変喜ばしいことですし、素敵ですよね。
このニュースでtwitter上では何かを「はじめるのに、やるのに、学ぶのにおそいなんてない」といったつぶやきが沢山とびかいました。はあちゅうさんだったかな?(違ったらごめんなさい)有名インフルエンサーもつぶやいていたような。
でもちょっと待って。
と個人的にはおもったんです。
確かに、誰もやり直しちゃいけないって決めてないし、何歳からでも何かに挑戦したり始めたりすることは素晴らしいことです。でもね。
世の中には若いうちから始めないと出来ないこと、若いうちから学んでいた方が有利なこと、若いうちから得ておいた方がいいスキルっていうのがごまんとあります。
今の大人たちは多かれ少なかれ、皆人生後悔しています。
「もっとちゃんとやればよかった」
「もっとちゃんと勉強すればよかった」
「あの時ああすればよかった」
そういうことがいくらでも世の中あるんですよ!
例えば、わたしが今からプロのバレエダンサーや将棋の棋士、女流棋士にも絶対なれません。マルチリンガル話者になるのもたぶん無理でしょう。指揮者やピアニストにはもし万が一、活動する場を選ばなければなれるかもしれませんね、小学生でピアノはやめましたが。
わたしは今、ある分野のことを必死に学んでいるのですが、その業界の有名人は皆大学生、遅くとも20代では目立った、世間に認められる活躍をしている方が非常に多いです。わたしは学び始めたときすでに20代半ばでしたので、そろそろ色々有名になっっておかなきゃいけないんですが、そんなことは全くない。
もし、あの時より5年、せめて3年早く、その分野の学びの楽しさに出会っていたら。色んな人脈や知識を得ていたら、今どんな人生を送っていたか…と思うと後悔の念しかありません。
繰り返しますが、世の中にはそういうことが沢山あるんです。
若い方、特に10代、20代前半の方に言いたいのですが、確かに学び直しもやり直しも出来るけど、世の中には間に合わないことも、やらなかったためにチャンスを逃してしまうこともある。いまを、必死に、今すきなことや興味のある事を必死に本気でやって欲しいです。
逆に言うと10代、20代前半で自分の好きなことや得意なこと、やりたいことが(明確に具体的に)ある方は人生、大分有利です。同世代に差をつけられるんじゃないでしょうか。
数年後、数十年後からじゃ遅いかもしれない。
わたしと同世代の方。
学びはいくつになっても楽しいものです。
自分の世代や人生について良く考えながらお互いチャレンジ精神を忘れず生きていきましょう!
以上、ナギナリコでした!