こっそり伝える、宝塚の人事予想ってえげつないでしょ、っておはなし。
今日はちょっと、前から思っていたことを書きます。
現在、ネット上では色んなゴシップがあふれており、それは一部本当だったり、かなり誇張していたり、噂話に過ぎないことも多々あります。
そして、宝塚について。
今年はトップスターの退団は予定されておりませんが、2019年の年間スケジュールが出ました。
https://kageki.hankyu.co.jp/schedule/so7q6r00000002hu-att/cpl73a000007cjel.pdf
ある程度観劇歴があるファンなら、このスケジュール等から色々予想することもあるかと思われます。でもね、少しだけ。
これは、お願い、というか提案なんですが、あんまり人事の話ってネット上で拡散させるべきではない、と思っているんです、わたしは。
宝塚の場合、色々なことがわりときちんと、これまでの慣習にのっとると、なんとなく想像できることがある。
でも
まだ公式が発表していない段階で、色々な噂話を流したりはするのはやめた方がいいのではないか?
例えば、現在月組トップ娘役、愛希れいかさんは、次の大劇場公演『エリザベート』で退団が決まっています。
たとえばですよ。
「愛希れいか、ちゃぴ退団!次期トップ娘役は誰?予想」
みたいな記事って、もうでているのかな、少なくともSNS上や掲示板では話題として出始めてるでしょうね。
わたしは基本的にそれらの姿勢にあまり賛同しないし、組したくない。
宝塚の楽しみ方のひとつに、トップスター、トップ娘役がだれになるのか、新人公演や別箱の主人公、ヒロインが誰か、路線スターがだれになるのかの予想、っていうのは確かにあります。そこは本当道端の噂話や井戸端会議やネットのブログ、SNSなんでしょうが、あまりにも気軽に、積極的に、恣意的にそういうことを「発信」するのはどうかな~と思います。
ベテランファンの方はスケジュール等、また何かの人脈を通じ知っていることも多いと思いますが、「まだ公式発表はされておりません」。そして、上記のようなゴシップ記事を量産しているブログは総じて、わたしには文章としてのクオリティは低いように写ります。
目立つタイトルをつけアクセスを集め、広告収入を得るシステムに乗じて、要はちょっとしたお小遣い目当てでブログをやっていますよ、ってこと。
別に多少の小遣い稼ぎ、否定しませんが、著作権関係がグレーな使い方をしている方が多いし、また、そういう「あえてやってる」系釣りタイトルを付けるのも、印象は良くない。賢明なベテランのファンの方やリピーターなら、なおさら「そういうこと」は「察している」はずですので、あえて口には出していない。本来それだけデリケートな問題だからです。
だれかを選べば、誰かは選ばれない、と言うことが起こる。
そして、その選ばれない「誰か」にも、宝塚ではファンが「必ず」いるんです。
わたしは基本的に人事予想、宝塚の人事異動についてはこのブログでは発信しないスタンスでいきます、なぜなら、「えげつないから」です。
人事の動向が、宝塚ファンの一種の娯楽や楽しみの一つなのも否定しませんが、あまりにもその発信、多すぎませんでしょうか。特に、トップコンビの退団発表前後、何の作品がいつどれくらい上演されるか、発表がされる時などに。
このブログの宝塚についてのスタンス(自戒を込めて)
・良心に基づき「やってはいけない」と思うことはやらない(人事予想もしない)
・大きいものに批判の目を向けろ、末端を批難するな
・表現の自由の意味をはき違えるな
・特に娘役、そしてタカラジェンヌ達の厳しい環境に思いを馳せるべき
わたしはどんなトップコンビでも応援したいし、した方が楽しいと思う。
どんな人事的な波乱万丈があったって、トップの就任は祝福されるべきです。
そして観客は作品の出来、トップコンビはじめ組子の実力に納得しなければ、観に行かなければいい、という自由がある。それがエンタメの厳しさであり、良いところだと思います。
基本スタンスは、舞台を楽しみにして観劇にいきましょう~!
東宝ではもうすぐ宙組新トップコンビ真風涼帆、星風まどかのお披露目公演が開幕。
宙組公演 『天(そら)は赤い河のほとり』『シトラスの風-Sunrise-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
先日の月組公演は多くの反響・大熱狂のなか、閉幕しました。
月組の、もはや現在の宝塚を代表するトップ娘役のひとり、ちゃぴちゃん(愛希れいかさん)の卒業が発表されています。
退団作品は娘役なら、トップ娘役なら憧れ、やりたい、と願う大役『エリザベート』です。
ちゃぴちゃん、ご卒業発表おめでとうございます。
卒業って本来、喜ばしく、華やぐ慶事です。
宝塚の場合、少し「卒業」の意味あいが違ってくるのだけど、ちゃぴちゃんと珠城さんのエリザベートとトート、今の月組がどんなものを見せてくれるのか、キャスティングされた月組子の皆さん含め、楽しみでしかないです。
さて
ちゃぴちゃんが卒業発表されたことで、月組次期トップ娘役についての予想記事、発信がネット上、SNSで少々上がる(っている)かと思われます。
繰り返しますが、「誰がトップスター、トップ娘役になるか、誰が組替えするか、新人公演の主演、ヒロインをつとめるか、路線(将来のトップ候補)か、退団するか」は宝塚ファンの間でおなじみの話題です。人事も含め、楽しむのが「宝塚歌劇」です。わたしだってそういう話題をすることはありますよ。
ただ、わたしは、以前から、なんとなく、むむむと思うところがありました。
ですので、ブログをやっていることだし書いてみました。
…やはり少々えげつなくないですか?
SNSは割と心得てたり自粛した書き方をしている方が多い中、ブログ記事の品性のなさ。
広告を貼った記事で注目を集める書き方をして、小金稼いで満足ですか?(もちろん一部のブログ主さんですよ)
宝塚歌劇のすばらしさを沢山語らず、そんないわゆるゴシップばかり書いて満足でしょうか。
わたしが宝塚ファンをはじめた頃、沢山の読み応えのある記事やブログに出会いました。
それで宝塚の舞台の見方、宝塚の内情、ファンについてナドナド、勉強出来た部分もありますし、萌え語り、批評、感想、大いに結構だと思います。こんなに自由に自分のことを発信する場が増えてるのだから、発信したい、自己表現したい、それも当然の欲求、思考です。楽しいですよね。
でもね。
人事決定の多くは、生徒やファンの意思、総意ではなく、(それを多少は汲み取った)劇団側の思惑・意向で決まるのはご存知ですよね。
それなのに、その下の生徒さんを下品に話題にしたりするのは、ちょっと違うでしょ、と思うのです。
井戸端会議、劇場内、周辺でのおしゃべり、まあ良いと思いますよ。あんまり品は良くないかも、ですが。
でもネットは顔も知らない相手にまで拡散され届くし、意外とアクセス数が少ないブログでも、本人は無自覚でも多数の他人に影響を与えている可能性がある。
ネットのその言論、あなた本当に責任取る気で書いてますか?といいたい。
そういうことにきちんと対処してもらいたい。
これも繰り返しますが、アフィリエイトやアドセンス、やってもいいと思いますよ。経済の仕組みですし。
でもそんな「次期トップスターは?!〇〇は××!!」みたいな知性も品性も感じられない(誰にでもカンタンに書ける質の低いゴシップ記事)を量産するのは、一ファンとして見ていてあまり、というか、本当に気持ち良いものではありません。
良心が痛みますので、わたしはそんな記事は書きません。このブログはキホン、好きなことを好きなスタンスで書いてくけどね。
宝塚の、特に娘役の立場は厳しい。ネットで調べるだけでも、スカイステージやNHK、WOWOWで過去公演の映像を観るたびに娘役の扱いのひどさに泣けるわけです。
なぜこの人をトップ娘役にしなかったの?もっと抜擢、活躍させなかったの?と。
わたしはどんな子が、大好きな月組トップスター珠城りょうさんの相手役となっても寿くつもりですし、新たなトップ娘役が就任する月組で、どんな新しい科学反応がおきるかが、めちゃくちゃ楽しみですよ。その時はどんな芝居、ショーがくるのかな。エリザベートももちろん、楽しみですよ。
そんなことをワクワクしながら、次期トップ娘役の発表を待ちたいと思います。
結構長くなっちゃった…お読みいただいた皆様、ありがとうございました、ナギナリコでした。