しなやかさと力強さ@Bunkamuraオーチャードホール『DUNAS─ドゥナス』
こんにちは、ナギナリコです。昨日はお友達のお誘いで、こんなダンス公演を観に行ってきました。
フラメンコ界の至宝、マリア・パヘスと日本では森山未来主演の『プルートゥ』の振付でおなじみ、シディ・ラルビ・シェルカウイ。
この二人の一幕物のダンス公演『DUNAS─ドゥナス』。
お恥ずかしながら、わたしはダンスの見識がなくて、コンテンポラリーとモダン、どう違うの?見たいな感じですし、海外旅行行った際にパリオペラ座やチェコの国立劇場でバレエを観た位、あと何回か上野で東バの公演見たな…あとはほぼすべて宝塚…笑 です。
以下、開幕間際ですがネタバレしてますので、これから行かれる方はお気を付け下さい。29日、30日、31日のたった三日間の公演です。
今回80分ものの公演だったんですが、本当にあっという間でして、大充実の公演でした。砂漠を思わせる砂のような柔らかな布をまとったシーンからはじまり、途中にアニメーションのシーン(砂絵)で人の進化、アダムとイブの物語、向き合った男と女のシーン等がはさまれます。そして、マリアとシディ・ラルビそれぞれの見せ場ともいうべきシーンがある。
どちらもダンサーとしても素晴らしい肉体をお持ちだな、と思いました。
まず、軸が全然ぶれず、手足の動きがすごく滑らか。自由自在なんです。砂と交わるようなシーン、マリアの指先が伸びて木の枝になっていくようなシーン等、色々あるんですが、力強さとしなやかさ両方を備えた踊りがすばらしくて、とても美しかったです。
とくにマリアのフラメンコで男性に怒るような攻める様な攻撃的なシーンがあるのですが、そこが大迫力で、わたしはかなり後方席だったので、ロングスカートの足元まであまり見えなかったんですが、「どこからいったいそんな音が…?」と言う位板張りの舞台に大量の音が響いて迫力が…!!もうすごかったんです…!
いちばんの盛り上がり、ともいうべき二人で客席に向かって踏むダンスも素晴らしくて、思わず拍手してしまいました。
以上のようにあっと言う間の80分でした。
オーチャードはとっても広い空間なんですが、それをたった二人のダンスで埋められてるのが素晴らしいですね。
だいたいじぶんの興味ある公演で休み(とお金)の予定が埋まってしまうんですが、これは本当に素晴らしく、お誘い頂いた友だちに感謝!です。
ストーリー性もあるし、1幕もので短いのでダンスあんまりみたことないわ、って方にもおススメです。
明日31日もやっています。おそらく当日券も出ると思うので是非。
では今回はいつもと毛色の違ったダンス公演をご紹介しました~!!