ブログを始めようと思ったきっかけと宝塚に救われたお話。
ナギナリコです。自他共に認める・続けられない女です。
わたしはこれまで(何年も前ですが)いくつかのブログサイトを立ち上げましたが、どれも半年と長続きしませんでした。
思えば小学校の時やっていた習い事…
ピアノ、スイミング、習字、チャレンジ(ベネッセ通信教育)、英語…
どれも、まあ続かない。続けることができない。
結局いわゆる「モノになっているもの」が一つもない人間なんです。
すきなものも、人も、そんなになかった。みんながきゃーきゃー言ってることが10代は特に理解出来ない時期でした。
しかし、そんなわたしにもすきなものが出来ました。
観劇、お芝居を観ることです。
蜷川幸雄さん演出の舞台作品に出会って、舞台の面白さを知り、その作品に8回も通い、地方公演の遠征まで無理してやってしまい、いきなり一気にハマりました。その舞台に出ていた役者さん、裏方さんは今でも大好きな方たちばかり。
以来、だいたいどんな時も月に数本生でお芝居を観、戯曲を読み、映像ディスクや舞台放送を観る生活を続けています。8年位かな。
少なくとも3ケタ~は観ています。年間観劇数等を考えると演劇ファンとしてそこまで多い方でもないんですが、習慣的に劇場に通っている。
色んな劇作家や演出家を知りました。
色んな俳優やスタッフも知りました。
長く付き合えるだろう観劇好きのお友達にも出会えました。
そして、去年宝塚歌劇を初観劇し…どっとハマってしまったのです。
ちょうどそのころ私生活が非常に荒れていて、どうしようもなかった。そんな時出会って、それを救ってくれたのが‘純粋に楽しいエンタメ’、宝塚でした。演目のラストにトップスターが大羽根を背負って降りてくる、その美しいこと!フィナーレを笑顔で拍手しながら迎えられる、その素晴らしいこと!
わたし、観劇を日常にしてからは頭もそんなに良くないのに、高尚ぶって社会派の作品が好きでした。なのに人生の厳しさを訴える作品、人の残酷さを表現する作品がかなりダメになりました。女子どもにあたりが強い作品も。
当時、尊敬する蜷川さんが亡くなったのも非常にショックな出来事でして、あんなに毎週のように観劇していたのに、観劇に行けなくなっていました。
しかし、前述のようにある公演を観てどハマり。
もともと、行動力はあるタイプです。
初めて観たのは舞台中継映像だったんですが、映像で宝塚に出会い、しばらく経つとその映像に出ていたトップさんの退団公演の当日券に並んでいました。そして、ひと月ほど経つと、宝塚市まで、別の組の公演を観に、観劇遠征を決めました。
以来宝塚で観劇復帰し、宝塚を観ながらすこしずつまた以前好きだったお芝居を観始めました。(実は現在はもう少しって数ではないですが…)
そして気づきました。
ああ、わたしはもう、ただの観客ではいられないな、と。
チケットを買って、観て、感想を自分の中に溜め込み、消費し、たまに友だちや家族に話して、観続けるのはそれなりに楽しいけれど、もう無理だ、と。
わたしのなかに溜まっている「語りたい」「伝えたい」「この芝居ってこうだよね?」「この演出ってこうでしょ?」表現したい欲がフツフツと温度を上げている。
それをすこしずつ外に出していこう、演劇以外にも思っているけど言えないことが沢山ある。それを出したい。出さねば。爆発する……
そのためにブログを立ち上げました。
とにかく自分のためのブログです。
自分、自分、自分…
この歳になって(秘密です)自分自分言っているなんて、なんだか恥ずかしい限りですが、そんな所以です。
ただの備忘録ではなく、インターネットという全世界に発信されるのですから、それなりのものを書いていきたい、と思っています。
ま、それなり、ってのがわたしの基準でしかないのでなんとも、なんですが。
立ち上げるのに3か月以上かかっちゃいました。ブログやろうかな…と思い始め半年以上、一年近いのかな?
とにかく気軽に書いてアップして、と軽やかにやっている方も多い中、時にはなかなか鼻息荒いブログになるかもしれません。
どうなってくかはわたしにもまだ謎ですが。予定は未定。
そんな感じで!
ナギナリコのブログ、「ナギナリコのエンタメScrap!」をこれからもどうぞよろしくお願いします。
ナギナリコ Na.